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のんびりゆったりの街、水原(スウォン)を歩く – 2

八達門から華西門 

八達門

八達門南水門を過ぎて左に曲がり、そのまま進むと水原華城の南門、八達門に到着。全方向に開いた道を意味する八達門の甕城の中央にある通路も見どころです。この甕城に向かって左に曲がり、まっすぐ歩くと八達門観光案内所。再び城壁が見えてきます。

石段の続く城塞の道

石段の続く城塞の道

石段の続く城塞の道はかなり急ですが、ゆっくり歩けば大丈夫。南雉と南砲楼を通り過ぎた西南暗門あたりからは歩きやすくなります。暗門とは、敵に知られずに軍事物資を城内に運ぶための秘密の通路。奥まった場所に作られるのが一般的ですが、西南暗門は見晴らしのよい場所にあります。

華陽楼

華陽楼

ここから延びる長くて細い通路の向こう側にあるのが西南角楼 (華陽楼) です。この角楼も水原華城を防護するための施設。東北角楼と同様、この場所からもすばらしい眺望が楽しめます。

西将台

西将台

弩台

弩台

西南各楼から城壁に沿って進んだ先にあるのが西将台。八達山の山頂に堂々と立つ軍司令官の拠点です。数十キロ先まで見渡せる西将台は、城塞の状況把握に適した場所でもありました。西将台の背後には八角形の西弩台。高台に作られた弩台は、石弓を放ち敵を攻撃するため、または五色の旗を振り命令を伝えるために使われました。

西砲楼

西砲楼

ここから華西門まではぐっと歩きやすくなります。西砲楼を過ぎると西北角楼が見えてきます。西北角楼は山の斜面に突き出すような城壁の上にあり、見張りや休息の場所として機能していました。ここから 100 m ほど歩くと華西門です。

 

華西門から長安門

華西門は水原華城の西門です。東の蒼龍門と規模や設備はほぼ同じですが、他の門に比べて簡素で地味な印象。華西門が山際にあり、訪れる人があまり多くないことがその理由です。すぐ隣には、見張り台として使われた西北空心墩があります。

西北空心墩

西北空心墩

西北空心墩外部

西北空心墩外部

空洞を意味する空心墩には、銃や弓を発射するための穴があいています。こうした望楼は水原華城にしかないもの。独特の珍しい形状も華西門の景観をひときわ印象づけています。

西北空心墩

西北空心墩

さらに先に進むと北砲楼、西北砲楼、西北敵台が順番に現れます。砲楼は待機と休息のための建物ですが、見張りや攻撃にも使われました。敵台は、敵が近づけないように城塞門の両側に配置された防衛設備。敵の動きを封じ接近を防ぐため、城壁よりも高く築かれるのが一般的です。敵台の半分は外側に向かって突き出し、半分は内側を向いています。

華西門から長安門までは城塞内で最も短い道のり。周辺の見どころもやや少なめです。華西門を出ると、目の前には華西公園。公園から長安門の方向に行くと長安公園が続いています。外から見る城塞はまた違った印象。城塞を眺めながら、じっくり公園を散策しましょう。

 

お手軽コース: 列車で巡る水原華城(華城城塞)

広い城塞を歩く自信がないという場合は、華城列車がおすすめ。美しい眺めを手軽に堪能できます。八達山と錬武台の間を約 30 分で走る列車は、八達山、長安公園、長安門、華虹門、錬武台に停車します。八達山の乗車駅は華城行宮裏の山腹にあり、錬武台では観光案内所の近くに停車します。