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とっておきのソウル 一日観光! N ソウルタワーから梨泰院へ!

Nソウルタワー

最近のお気に入りはどこ? ニコラとサラにこう聞かれて、私は考え込んでしまいました。というのも、この 2 人はかなりの韓国通。ありきたりな答えに満足してくれるはずがありません。目新しくて驚きのある場所といってもすぐには思い浮かばず…。最近の若い子たちはどこで遊んでいるの? 弘大 (홍대)? カロスキル? それから、N ソウルタワーに行きたいと言うサラ。N ソウルタワー? そんな話題の場所に行きたがるタイプだったかしら? 思いがけないサラの質問に面食らってしまい、いいアイデアがなかなか思いつきません。そんな私が見つけた答えは「南山と梨泰院 (이태원) はどうかしら?」もちろん、そう言うには自信がありました。南山は 16 年も過ごした私にとって庭のような場所。そして、梨泰院から経理団通り (경리단 길)、解放村 (해방촌) と最近話題のエリアは、私が制服を着ていた頃に友人とブラブラしていた場所なのです。問題は解決! どんなルートで回っても大丈夫、あとは現地で楽しむだけです。陽気な女子と巡るソウル一日旅。笑いが絶えなかったあの頃に戻って、さっそく出発!

 

オーストラリア出身のサラとニコラ

ㆍサラ

– オーストラリアから来たソウル大好き女子。”Seoul Love” という YouTube のチャンネルを持っています。少し大人しそうな外見ですが、予想を裏切る魅力たっぷりです。

ㆍニコラ

– 韓国人と結婚しているオーストラリア出身の女子。現在は山清 (산청) でいちごを栽培しています。ニコラの旦那さまであるソンホン氏のシドニー留学中に出会った 2 人は、結婚後、ソウルに引っ越しました。YouTube のチャンネル “My Korean Husband” で韓国人男性と結婚した外国人女性の日常を紹介しています。

 

一日観光コース

南山韓屋村 (남산골 한옥마을) ~ [421 番バスで約 30 分、地下鉄 4、6 号線で約 30 分] ~ 梨泰院 (My Sweet) ~ [トロリーバスで約 15 分、405 番バスで約 15 分] ~ 南山 ~ [南山循環バス 02 番、龍山シャトルバス 02 番で約 20 分] ~ 解放村 ~ [徒歩約 5 分] ~ 経理団通り ~ [徒歩約 7 分] ~ ソウル ピンポン パブ

 

南山韓屋村

南山韓屋村

南山韓屋村の前でサラとニコラ

書道体験

書道体験の後

南山韓屋村 (남산골 한옥마을)

スタートは南山韓屋村。韓国の伝統衣装チマ チョゴリに着替えて散策です。  チマ チョゴリ体験は、ソウルを訪れる外国人観光客に大人気。実際、景福宮 (경복궁) や仁寺洞 (인사동) の辺りではチマ チョゴリを着た外国人の姿をよく見かけます。チマ チョゴリに身を包んだサラとニコラは村の景色に溶け込んでいて、ぎこちない手つきで韓国の伝統茶を注ぎ、トゥホを投げる姿は、まるで金髪の韓国人女性のようでした。2 人が特に気に入ったのが書道体験。枠の中に文字を書かなければいけないところが面白かったようで、書道を楽しんだ後にはおみやげを買って帰ったほど。

 

イタリアンレストランMy Sweet

My Sweetのフュージョン料理

フュージョン料理を食べているサラとニコラ

梨泰院 (이태원)、My Sweet (마이 스윗)

ランチ タイムには梨泰院へ。いつもは義理の両親と韓国料理を食べているニコラが、久しぶりのソウル旅行でランチに選んだお店は My Sweet。フュージョン料理で有名なイタリアン レストランです。My Sweet は、梨泰院にレストランを 8 軒持つ韓国の芸能人ホン ソクチョンが経営するレストラン。インテリアがおしゃれなレストランでの食事中、ニコラとサラはしゃべりっぱなし。K-POP から韓国の食べ物、そして 2 人の韓国愛など、次から次へと話題は尽きません。

 

トロリーバス

トロリーバスの内部

トロリーバス

ランチの後、山を登る前にソウルを巡るトロリーバスに乗車。新型のトロリーバスは、光化門 (광화문)、清渓広場 (청계광장)、明洞 (명동)、南山、63 ビル (63빌딩)、弘大、新村 (신촌) に停まり、光化門に戻ります。旧型のトロリーバスをモデルにした新型バスは何ともノスタルジック。可愛らしい姿に思わず歓声が上がります。レトロなベルも雰囲気たっぷり。スチール製の本物のベルが使われていて、降車時には天井にあるひもを引っ張って鳴らすようになっています。通訳サービスも複数言語で利用できます。ルートをチェックしてから目的地を通る路線のバスに乗りましょう。ヘッドフォンでガイドを聞きながら、手軽にソウル観光を楽しめます。

 

南山を登るサラとニコラ

南山から見るソウル

南山 (남산)

南山図書館でトロリーバスを降りると、目の前には南山が見えました。シャトルバスもたくさん走ってはいたのですが、お天気もよかったので頂上まで歩いて登ることに。少しハードな山登りですが、途中で出会うキツツキやリスの姿が心を和ませてくれます。入り口からタワーまでは 30 分ほどで行けるので、時間が許せば頂上まで歩いて登るのもおすすめ。木々の葉の間から、ソウルの地平線を眺めることができました。

展望台周辺の手すりに目をやれば、鍵のかかった南京錠で埋め尽くされています。ここに来たというしるし、また愛の象徴として訪れた人たちが南京錠を掛けていくのです。タワーを出る前に、サラとニコラは 2 人が前に来た時に掛けた南京錠を探しに行きました。残念ながら、たくさんの南京錠の下に埋まってしまい見つけ出すことはできませんでしたが、今回は南京錠の代わりに新しい思い出ができました。

 

解放村の周辺

解放村の周辺

解放村の周辺

解放村 (해방촌)

南山からは経理団通りに向かいます。最初に目指すのは、解放村通りと呼ばれる最近話題のスポット。流行に敏感な若者の間でこのところ人気です。

他にはない個性的なショップが軒を並べるこの通りは、昔から多くの外国人が住むにぎやかなエリア。近年ますます増えてきた外国人がレストランをオープンしたりと、まるで梨泰院のようです。通りを見て「韓国じゃないみたい!」と興奮気味のサラとニコラ。私には見慣れない少し外国のような光景が、2 人にはそう映ったのでしょう。どことなく西洋のような雰囲気の解放村の細い通りを歩き、ポットを売るお店まで行くと、通りの向こうに経理団通りが見えてきます。

 

経理団通りの入り口

チュロス屋

チュロスを食べているサラとニコラ

Café Obeyの前の階段

経理団通り (경리단 길)

経理団通りには美味しいものがいっぱい。入り口近くで漂うチュロスの甘い香りにそそられますが、美味しい誘惑はまだまだ続きます。チュロスでお腹いっぱいにならないようにご注意を。ほかにもイカの丸揚げにチーズ入りのホット サンド、アイスクリームと手軽につまめるスイーツやスナックがたくさんあります。味ももちろん保証付き。いろいろ試せる安さも魅力です。

経理団通りは解放村とはひと味違う独特の雰囲気。活気あふれる解放村通りに比べ、経理団通りには落ち着いた印象の店が多いのが特徴です。路地に入ると個性的なアーティストの工房や可愛らしい小さな有名レストランがあり、他にはない雰囲気を楽しめます。ショップや壁画の前で写真撮影に夢中のサラとニコラ。Café Obey の前の階段に描かれた花の絵を見つけた時には歓声を上げて飛びつきました。女子はいつでもどこでも小さくて可愛いものが大好き。国境なんてありません。

 

ソウルピンポンパブ

ソウルピンポンパブ

ソウルピンポンパブ

ソウルピンポンパブ

ソウル ピンポン パブ (서울 핑퐁 펍)

そろそろ日も沈む夕暮れ時。昼に日光を浴びてたっぷり歩いたおかげで、私はビールが欲しくなってきました。「一杯飲む?」何気ない提案だったのですが、意外にも答えはノー。サラはビールが飲めないそうです。では、プラン B。

ソウル ピンポン パブへ。ハンサムなオーナー見たさに、かつて私が通った場所です。ビールとホットドッグが有名ですが、サラのようにビールが飲めなくても行ってみる価値はあり。その理由は国境のないスポーツ、ピンポンが楽しめるから! 私たちは生ビールを 2 杯とコーラを 1 本頼んで卓球台へ。2 人の腕前は見たことがないほど未熟なものでしたが、ゲームは楽しんでいた様子。腕前や勝ち負けは関係ありません。まずは楽しんで、チャレンジしてみましょう。アドバイス: ピンポンはちょっと苦手なら、ビールを飲みに抜け出すのが一番。ここならそんな言い訳も見つかります。

 

夜の梨泰院

夜の梨泰院

パブを出ると、外はもう真っ暗。隣の店のテラスでは、梨泰院でナイトライフを楽しむ人たちの姿が見えます。

「今日はとっても楽しかった」階段の最後の一段を上りながらニコラが言ったひと言を聞いた瞬間、今日ソウルで過ごしたさまざまなシーンが頭の中によみがえってきました。真夏の太陽が照りつける中、オーストラリア出身の自由奔放な 2 人の女の子たちを案内するのは、少し大変に感じることもありました。でも、サラは帰国したら母親にチマ チョゴリ姿の写真を見せると嬉しそう。ニコラも今日行った場所に、次は旦那さんと一緒にまた行きたいと話してくれました。2 人のいい旅の友になれたようで、私もひと安心。サラとニコラにさよならした後、帰り道を一人で歩く梨泰院はさっきまでとは違った印象。旅の成功を祝って、私はもう少しビールを飲みに行きました。